休職中や復職前後は、お金の不安を抱えている方は少なくないのではないでしょうか。
わたし自身も休職中に限らず常に、節約しなきゃ…と思いながらも、楽しみを削るのはつらいし続かない、と感じていました。
そんなわたしでもできた節約が 固定費の見直し です。
生活の質はそのままに、支払いだけが軽くなる方法で、年間10万円節約することも夢ではありません。
我慢を強いられず、心がすり減らない節約方法を紹介します。
節約をつらい、つまらないと感じる理由
我慢する節約は、生活の満足度を下げてしまう
「節約」と聞くと、豊かさを手放す・毎日もやし生活…そんなイメージがつきまといます。
豊かさや楽しみは人によって違います。
ゲームや飲み会、ガジェットなどが楽しみかもしれません。
自分にとっての楽しみを削ってまで節約するのはつらいものです。
楽しみは、気分転換やストレスケアとしてとても大切です。
それを我慢してしまうと、逆にストレスが増え、自己肯定感が下がったり、気分の落ち込みにつながることもあります。
特に休職中や復職のタイミングは、心が揺らぎやすい時期。
楽しみは残しつつ、生活の満足度を下げずに支出を減らす工夫が大切です。
“削る節約”ではなく“整える節約”へ視点を変える
そこで効果的なのが、固定費の見直しです。
固定費は「どうせ毎月払うもの」と思って放置しがちですが、
実は サービスの質はそのまま、料金だけを見直すことができます。
必要なものはそのまま。
実は必要以上に支払っている部分だけを削減し整える。
これが“心が寂しくならない節約”の基本です。
実際にやってよかった固定費の見直し3選
① スマホ代|格安SIMに乗り換えて月5,000円削減
例えば、通信量無制限のプランで比較すると、大手キャリアは月8,000円前後ですが、
格安SIMなら無制限または20〜30GBまで利用できるプランでも 月2,000〜3,000円台 です。
これはおよそ月5,000円、年間で約60,000円の削減できることになります。
参考:わたしのスマホキャリア遍歴
わたし自身はこれまでSoftbankから、Y!mobile、LINEMOを経て、現在は楽天モバイル(無制限プラン)を利用しています。
ちなみに、休職中は、リワークや通院くらいで外出機会が少なかったので、LINEMOの3GBプランを利用していました。
LINEMOの良い点は、LINEのテキストメッセージや通話にかかる通信料が無料だというところ。
個人的な格安SIM3社の使用感は以下の通り。
- LINEMO・Y!mobile → ソフトバンク時代と同じ使い心地
- LINEMOの3GB(990円/月)は、自宅Wi-Fi有で、LINE利用中心の方に◎
- 楽天モバイルは地下などでつながりにくいこともあるが、無制限で約3,000円は許容範囲
※楽天モバイルの詳しい料金プラン等は下記リンクから確認できます。
👉楽天モバイル
② 民間保険|公的保険を知ると“入りすぎ”に気づく
「なんとなく継続」の民間保険は、家計を大きく圧迫しがちです。
まずは 公的保険でどこまでカバーできるか を把握することが大切。
たとえば個人年金保険は、
中身は「手数料が高い投資信託+保障の薄い掛け捨て保険」になっていることが多いです。
積立保険を始めた本来の目的を自分の中で整理して、目的別に対処することがポイント。
- 老後資金 → つみたてNISAで、手数料が低い投資信託を長期積立 のほうが合理的
- 生命保険 → “もし自分の収入が止まったら困る家族がいるか” が加入判断の基準
民間保険について判断するポイントとして、
もし経済的に困窮する家族がいない場合、過剰な保障は不要。
いる場合は、遺族年金で足りない分だけ掛け捨ての生命保険で補えば十分です。
まずは、自分の場合、遺族年金がいくら入るのか確認してみましょう!ChatGPTなどで聞いてみるとすぐにわかります。
一方で、病気の治療費や入院費は、基本的には公的保険で賄えることが多く、不足分は貯蓄から支払う方が割高な保険を積み立てるよりも合理的です。
③ サブスクサービス|“なんとなく続けている出費”を点検
サブスクは「気づいたら毎月払っている」支出の代表格です。
しかも困るのが、自分で止めない限り自動的に継続されるところ。
必要なものを必要な時だけ使う、まとめられるものはまとめる、ということを意識して管理するのがポイントです。
動画ストリーミングサービスなどは特に、自分が視聴できる時間は限られていますので、観たいものがある期間ごとにサービスを利用するのがおすすめです。
サブスク費をおさえるためのポイント3つ
- 動画や音楽サービスは、同時に複数加入せず、必要なサービスを月ごとに切り替える
- Amazonプライムも「使う月だけ加入 → その間だけ動画を見る」でOK(その間Netflixは休止するなど)
- 不要なクレカを解約すると 年1,000〜3,000円 の固定費削減に
手間は数分〜1時間ほどですが、効果は毎月続きます。
今日からできる固定費の見直しステップ
まずは手を付けやすいところから
いきなり家計全体を整理しようとサブスク一覧表などを作ろうとしがちですが、それはそれでハードルが上がって結局手が止まってしまいがち。
まずは 「できそうな1つ」だけ 手続きしてみるのがおすすめです。
手軽にできる手続きは以下の3つ(個人的なおすすめ)
- Netflixを一旦休会
- Amazonプライムを月単位に変更/利用停止
- スマホキャリアを格安SIMに変更
ひとつ成功すると、「もう1つやってみようかな」という気持ちが自然に育ちます。
スマホ・保険・サブスクは、生活の満足度を下げずに節約できる領域。
しかも 一度手続きすれば効果が続く のがなによりも最大のメリットです。
浮いたお金は“自分の安心や楽しみ”に回す
節約の成果は 自分のために使う・貯める ことが大事です。
代表的な3つの使い道:
- 心が満たされる使い道(カフェ、趣味など)
- 生活防衛資金へまわす
- つみたてNISAで長期投資へまわす
お金の使い道を自分で決めることで、
「お金をコントロールできている実感」 が育ちます。
一つ注意なのは、個人年金保険などを解約して手元に残ったお金は、基本的に投資信託(+必要な場合は掛け捨て保険)に回しましょう。
理由は、その保険の本来の目的が資産形成や老後資金を作るためだったから。
まとめ
固定費を見直すことは「楽しみを我慢する」ことばかりではありません。
楽しみはキープしつつ、出費だけを減らすことは現実的に可能です。
今回の3つすべてを実行すると、年間10万円ほどの節約も現実的に可能な数字です。
| 項目 | 年間削減額(目安) |
|---|---|
| スマホ代 | 約 60,000円 |
| サブスク | 約 12,000〜18,000円 |
| 保険料見直し | 約 12,000〜36,000円 |
→ 合計:年間 84,000〜114,000円
全てとは言わずとも、一つでも実行できると、とってもお得な気持ちになりますし、達成感も得られます。
休職・復職期間を良い機会と捉え、一度見直しをすると、その先の生活でも良い影響が続きます。
お金に関することは、ともすると諦めがちなもの。
でも、実際には再現性が高く、だれでも簡単に実行できることがあります。
小さな不安を取り除き、自由な心を手にしましょう。
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