はじめに:それは突然の違和感から始まった
「世界が白黒に見える。。。」
今振り返ると、これは私が休職する直前にふと思った、メンタル不調の明確なサインでした。
後になって知ったのですが、この「世界が白黒に見える」感覚は、うつ病の症状の一つとして報告されており、AIに聞くと、以下のような結果も出てきます。
うつ病の症状として、世界が白黒に見える、または色彩が薄れて見えるという経験はあります。これは「世界が灰色に見える」という表現で表現されることもあります。この感覚は、離人感や現実感消失症と関連している可能性があります。
この記事では、私自身の体験とAIの情報を比較しながら、メンタル不調の予兆について掘り下げていきたいと思います。「もしかして…」と感じている方にとって、少しでも早くSOSに気づくきっかけになれば幸いです。
AIに聞いた!メンタル不調の予兆トップ5
まず、客観的な情報を得るために、AIに「メンタル不調の予兆として現れる症状のトップ5を教えてください」と質問してみました。その回答がこちらです。
1.睡眠の変化
- 寝つきが悪くなる
- 夜中に何度も目が覚める
- 朝早く起きてしまう
- 逆に寝すぎてしまう
このように、睡眠の質や時間に変化が現れることがあるようです。
2.気分の落ち込みや意欲の低下
- 今まで楽しめていたことに興味がなくなる
- 気分が沈んで憂うつな状態が続く
- 何をするのも億劫に感じる
感情や意欲に変化が見られるのは、メンタルヘルスの重要なサインです。
3.食欲の変化
- 食欲がなくなる
- または逆に食べ過ぎてしまう
食事の量や好みに変化が現れ、体重が急激に増減することもあるようです。
4.集中力や思考力の低下
- 物事に集中できなくなる
- 考えがまとまらない
- 判断力が鈍る
認知機能に影響が出ることがあります。
5.身体の不調
- 頭痛
- 肩こり
- 胃痛
- 倦怠感
原因がはっきりしない身体の不調が続くことも、見逃せないサインです。
AIの回答は、一般的なメンタル不調の症状を網羅しており、確かにその通りだと思います。しかし、私自身の経験を振り返ると、「気分の落ち込みや意欲の低下」など、日常的な感覚と区別がつきにくいものもありました。
「気分の落ち込みや意欲の低下」なんて、日ごろから感じるますよね?これがうつかも、とはなかなか気づけないものです。実際、わたしも不調が続いていたときは、これがうつの症状なのか、ただのいつものやる気のない気分なのか、日常的な感覚と区別がつきにくいものです。
【実体験】私が「これは予兆だった!」と強く感じた8つのサイン
そこで、ここからは私自身の経験に基づいて、「あのとき、もっと早く気づけていれば…」と今振り返って強く感じる予兆を具体的にお伝えしたいと思います。
1.繰り返す朝寝坊:単なる寝坊ではなかった異変
9:00始業の会社に在宅で勤務していた当時、普段は7:30頃に起きていた私。しかし、不調が深刻化するにつれて、10:00に起きてしまうことが一度や二度ではありませんでした。今思い出してもハラハラします💦今思えば、これは単なる寝坊ではなく、心身のエネルギーが著しく低下していたサインだったと感じます。
2.異常な夜更かし:ゲームに逃避する毎日
ストレス解消のために楽しんでいたゲームが、いつの間にか深夜2時まで毎日続くように。普段なら「明日も早いからやめておこう」とセーブできたはずなのに、当時は「明日が来るのが嫌だ」という強い気持ちから、眠ることを避け続けていました。これは、現実逃避の表れだったのかもしれません。
3.寝ても消えない嫌な記憶:リセットされない心
睡眠不足も重なり、朝起きても前日の嫌な出来事や感情が鮮明に蘇るようになりました。まるで毎日ストレスが積み重なっていくような感覚で、一日が始まる前から憂鬱な気分が続いていました。
4.著しく遅くなった歩行ペース:鉛のように重い体
体が鉛のように重く感じられ、通常のペースで歩くことが困難になりました。
5.周囲が見えなくなる:危険を察知できない状態
この時期、自転車に2回もひかれかけたり、人にぶつかって睨まれたりする出来事がありました。注意力が散漫になり、周囲の状況を把握できず、とっさに避けることもできなかったのです。
6.理由もなく溢れる涙:コントロール不能な感情
特に悲しい出来事があったわけではないのに、涙が勝手に溢れてきて止まらない状態が続きました。泣いていない時間の方が短いくらいで、どうすることもできない感情の波に襲われていました。これは本当につらかったですね。
7.世界が白黒に見える:絶望感と視野の狭まり
会社からの帰り道、ふと「私には未来もないし、このつらい気持ちがずっと続くんだ」と強烈な絶望感に襲われた直後、周りの景色がモノクロに見えたのです。これは、極度の疲労と精神的なストレスが限界に達していたサインだと感じています。
などの変化がありました。
おわりに:自分だけのサインに気づいて
メンタル不調のサインは、本当に人それぞれ異なります。細かく挙げればほかにもたくさんありそうですが、わたしが経験して今でも鮮明に覚えている感覚をあげてみました。今回ご紹介したのは、あくまで私個人の経験に基づいたものです。今思えば、寝れなくなったり体が重くなったり、というのを感じた時点で専門医に相談しに行けばそこから悪化することは避けられたのではないかなと思ったりもします。過去のことはわかりませんが。
すこしでも参考になれば幸いです。
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