はじめに
今回は、以前本ブログでもご紹介した「アサーションとは」「DESC法ワーク」に関連して、わたしが復職後に体験したエピソードを共有したいと思います。
その出来事を通じて実感したのは、アサーションとは
「自分を保つためのスキル」
だということでした。
以下では、その考えに至った具体的な出来事をご紹介します。
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復職後に任されたプロジェクトと役割
復職して新しい部署に入り、とあるプロジェクトの管理役を任されました。
復職後は、システムの要件定義と並行して社内の業務プロセスを整理し、各部署の役割を見直しながら効率的な業務フローを構築する、という大きな役割を任されました。
このような領域は比較的自分の得意分野なので、新しい業務で責任のある内容ではありましたがそれ自体に負担はありませんでした。
その全体像が大枠完成した時、関係メンバー全員に説明する場を設けることになりました。
会議で直面した強い反発と動揺
プレゼン当日、事前に関係する役職者には情報共有をしていたこともあり、多くの参加者はわたしの提案に納得してくれ、おおむね合意が得られていました。
しかし、その途中でとある管理職の男性が声を荒げて反発してきました。

そんなのは現実的には業務負担が増えるからできないですよ
その後も繰り返し「できない理由」を、わたしの話を遮るようにして主張を続けていました。
さらに、ベテランの女性事務職も応戦するように、

今は業務が忙しいから受け入れられないです!
と感情的に声をあげました。
突然の強い反発に、わたしは息苦しさを覚え、
焦りや怒りといった感情が一気に湧き上がりました。
アサーションで実践した“距離を取る”対応
そのとき、わたしは話すのを一旦やめて、
彼らが言いたいことを一通り話し終えるのを待つことにしました。
同じように主張をぶつけても、建設的にはならないと思ったからです。
会議後、席に戻ってから深呼吸をし、自分の感情を振り返ってみました。

これは彼らの現状維持したい気持ちや、変化に対する脅威から生まれた感情なのかもしれない。
これは彼らの感情であって、わたしにはどうにもできないし、どうにかする必要もない。
そう考えることで、相手の感情に巻き込まれずに冷静に状況を観察することができたように思います。
同時に、自分の内側に湧いた怒りや嫌な気持ちも、
「自然な反応」として受け止めるようにしました。
「こんなことで怒ってはいけない」「なんて自分は器が小さいんだ」と自分を責める必要はない、と自分自身に声を掛けました。
それもまた、自分の正直な気持ちなのだと認めるようにしました。
相談することの大切さと支えてくれる人の存在
会議が終わったあと、
他の参加者が「大丈夫?たいへんだったね。」と心配して声をかけてくれました。
反発してきた二名以外の人はきちんと話を聞いて合意してくれていた、
という事実も改めて確認でき、支えてくれる人は必ずいるんだと実感できました。
もともと、わたしはこういう出来事を人に相談するのが苦手でした。
人に話しても根本的な解決にはならないので、当事者である自分が解決すべきだ強く思っていたからです。
けれどリワークでストレス状況を振り返るワークをしたり、メンバーと意見交換したりする中で気づいたことがありました。
人に話すというのは問題を解決するだけでなく、
そのつらかった主観的な経験や感情に、共感してもらったり励ましてもらえることで、
その感情にいったん区切りをつけることができる、ということです。
また、「問題の根本的な解決」そのものも、
必ずしも自分一人でできるわけではないとも思うようになりました。
これは認知のクセのワークで気づいた「過度な個人化」が影響していた部分です。
何事も自分が主体的に関わらなければ、と抱え込みすぎていたのだと思います。
これは認知のクセのワークで気づいた、
自分自身の「過度な個人化」というクセが影響していました。
何事も自分が主体的に関わるべきだと考えていたんですね。
そんな学びを思い出しながら、今回も家族や友人にこの出来事を話すことができました。
彼らから「それは大変だったね」「そう感じて当然だよ」と、
共感や労いの言葉をかけてもらったことで、
そのときのネガティブな感情や記憶をいったん自分から切り離すことができ、
穏やかな気持ちを取り戻すことができました。
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復職後の体験から得たアサーションの学び
この出来事を通じて、
相手に受け入れてもらえないことがあってもいいし、
そのことで自分が過剰に頑張る必要はないと気づきました。
むしろ大切なのは、
自分の気持ちを大事にしながら、必要なときは出来事から距離を取り、
感情を手放していくことだと実感しています。
仕事で大切なのは合理的な合意であり、全員が完全に納得することではありません。
そして、アサーションは「自分を保つためのスキル」 だという実感がありました。
反発する人もいれば、理解や共感を示してくれる人もいる。
その両方があっていいし、その中で自分の意見を誠実に伝え、
自分の感情を正直に受け止めることができれば、それで十分なのだと思えた出来事でした。
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