はじめに
はじめて休職することになったとき、
または休職するとどうなるんだろうと思ったとき、
何から確認すればいいのか分からず漠然と不安になる人も多いのではないでしょうか。
私自身もそうでした。
休職期間の決まり、有休の扱い、社会保険料の支払い、そして収入がどうなるのか──わからないことが多く見て見ぬふりをしていました。
この記事では、休職が決まったら必ず確認しておきたい制度やお金のことを、わかりやすくまとめました。
実際に私が経験して気づいたポイントもあわせて紹介します。
1. 休職期間と復職時期の見通しを立てる
休職できる最長期間や復職時期の目安を知っておくことで、焦らず計画的に過ごせます。
一般的には勤続年数によって3ヵ月~1年など、会社によって規定が異なるのため、就業規則を確認しましょう。
- 就業規則の”休職”の項目を確認する
- 会社によって休職期間が異なることを理解する
休職期間の確認方法やポイントについては、下記の記事でもくわしく解説しています。
2. 休職中の収入とお金の備え方|傷病手当金・賞与の取り扱いを整理
休職中の主な収入源は「傷病手当金」です。
賞与(ボーナス)については会社によって支給条件が異なるため、就業規則の”賞与”の項目を確認しましょう。
- 傷病手当金は支給までにタイムラグがあるので、当面の生活費の計画が大切
- 賞与は支給されないこともあるため過度な期待は禁物。就業規則で条件を確認
- 備えがあることで、お金の不安に揺さぶられずに治療や復職に向き合える
傷病手当金や休職中の賞与の支給条件などについては以下の記事でくわしく解説しています。
3. 休職期間中の社会保険料の支払いと固定費の見直し
休職中は収入が減る一方で、健康保険料や厚生年金保険料など、
社会保険料の支払いは続くため、家計管理が重要になります。
収入が減る期間でも安心して過ごせるように、支出を整理するコツを以下の記事で紹介しています。
- 休職中も発生する社会保険料の支払い方法
- 生活スタイルに合わせたスマホ料金・サブスクの見直し術
4. 休職中の有給休暇・賞与などの“会社の制度”を確認
復職後の有休・賞与の扱いを確認しておくと、思わぬトラブルを避けられます。
会社によって規定が異なる場合があるため、
復職が近づき、心の余裕が出てきたら、
一度会社の就業規定で有休付与条件の項目を確認してみましょう。
- 半年以上の休職で、次年度の有休が付与されない可能性がある
- 有休がなくても「欠勤=悪いこと」という思い込みを手放していい。
- 制度の理解と“無理しない心構え”が、復職後の再発予防につながる
5. プラスα:確定拠出年金(DC)や積立系制度の扱い
企業型確定拠出年金に加入している方は、確定拠出年金の掛け金を停止することができます。個人的には停止することがおすすめです。
なぜかというと、傷病手当金の支給金額が計算される際、確定拠出年金の掛け金分が会社から支給されたものとして計算に含まれるため、傷病手当金が満額支給されなくなります。
勤務先や金融機関により対応が異なるため、
休職前後に一度人事部へ問い合わせておくと安心です。
まとめ
休職直後は、体調の回復を優先することが最も大切です。
けれども、制度やお金のことを整理しておくと、安心して休養に専念できます。
心身の余裕があるタイミングで、本記事で紹介した内容を一つずつ確認しておくことで、
復職の準備をスムーズに進めることができます。
休職中は焦らずに治療に専念しながら、制度などについて少しずつ確認を進め、
安心して休職期間を過ごせるようにできるといいですね。
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