復職後の再休職を防ぐ『回復期』の過ごし方|心の余裕を作るための全手順

開かれたスケジュール帳と、転職情報・お守りのアイコンが表示されたスマートフォン、温かい飲み物のイラスト 復職準備
焦らず、あなたのペースで。日々の活動を記録しながら、未来の安心も「お守り」代わりに準備しておきましょう。

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「せっかく復職しても、また休むことになったらどうしよう……」

復職を控えた時期、そんな不安が頭をよぎることはありませんか?

実際、復職後に体調を崩したり、再休職することは珍しいことではありません。
復職後の再休職率は、5年以内で47.1%というデータもあります。

復職前の時期に、「休職延長を伝えるのが気まずい」「早く戻らなきゃ」という焦りを感じることはよくあることですが、実はこれが不調のリスクになり得ます。

しかし、そのリスクは「休職中の過ごし方(回復期)」を少し工夫するだけで、ぐっと下げることができます。

この記事では、再休職を防ぎ、心の余裕を持って働き続けるための具体的な手順を、私の実体験を交えて解説します。

💡この記事のポイント

  • なぜ繰り返す? 復職後にすぐ体調を崩してしまう「3つの落とし穴」を解説
  • 何をする? 自分の体調を客観的に捉える「セルフモニタリング」の具体策
  • もしもの備えは? 「転職エージェント」をお守りにして心の余裕を作る方法

最後まで読んでいただくことで、「これなら自分にもできそう」という安心感と、明日からの過ごし方のヒントを見つけていただけると思います。


復職後すぐに休職に至る3つの原因

復職後すぐに休職してしまう原因には主に以下の3つが挙げられます。

  1. 焦って復職を決める
  2. 復職直後から全力疾走してしまう
  3. 以前と同じ環境で我慢しすぎる

では、ひとつずつ解説します。

原因①焦って復職を決める

回復が十分でないのに、「お金がないから働かなきゃ」「迷惑をかけているから早く戻らなくちゃ」などと、回復半ばで焦って復職してしまうパターンです。

以前の記事で、メンタル不調の回復の過程についてご紹介しました。
メンタル不調は、良くなったり沈んだりの波がありながら階段のように徐々に回復していく、と言われます(下図参照)。

メンタル不調の回復の過程

復職前の時期というのは「回復期」にあたり、生活リズムの安定に取り組み始める時期です。

生活リズムや体力の回復が安定しないまま復職してしまうと、再び体調を崩すリスクが上がります。この時期は、一見元気そうに見えても、心身の調子はまだ整っていない場合が多いのです。


原因②復職直後から全力疾走してしまう

復職後すぐに休職してしまう原因の2つ目は、復職直後からエンジン全開でがんばりすぎてしまうことです。

「休んでいた分を早く取り戻さなくちゃ」というプレッシャーから、復職してすぐにがんばりすぎたり、必要以上に多くの業務を引き受けたりしてしまうケースです。

このような状況で無理が重なると、急激なストレスやプレッシャーにより体調を崩し、再休職となることがあります。
責任感が強い方や完璧主義な方がこのような状況に陥りやすいと言われており、注意が必要です。

復職直後は、60%くらいのエネルギーで動くことを意識すると良いとされています。

原因③以前と同じ環境で我慢しすぎる

復職後すぐに休職してしまう3つ目の原因は以前と同じ環境で我慢しすぎることです。

企業によっては、主治医、産業医、職場が連携をとり、回復度について一定の基準を設けているところもあります。
しかし、実際のところ、復職者への配慮が十分とは言えない企業が多いのも事実です。

そのような職場では、復職直後にもかかわらず、以前と同じくらいの業務量が与えられたり、残業が必要になる、というような状況があります。

回復が不十分である復職直後の方にとって、このような環境は大きなプレッシャーやストレスとなり、復職後すぐに再休職となってしまうケースがあります。

以前の記事で紹介した「アサーション」ができていないと、このような状況に陥りやすくなることも考えられます。



復職後の再休職を防ぐ!休職期間中にやるべきこと3選

では、これらの再休職のリスクを最小限に抑え、確実に復職へ繋げるためには、具体的にどう過ごせばいいのでしょうか。

休職期間中にできる復職準備としては、主に以下の3つが推奨されています。

  1. 生活リズムを整え、活動量を段階的に増やす
  2. 自分専用の「モニタリング指標」を見つける
  3. 休息とコーピングの質を高める

大切なのは、この時期を『復職後に無理なく働き続けるためのシミュレーション期間』と捉え直すことです。
ここでは、体調を安定させるための復職準備期間の過ごし方について、わたし自身の実体験を交えて3つのポイントを解説します。

① 生活リズムを整え、活動量を段階的に増やす

まず取り組みたいのは、生活リズムを整え、活動量を段階的に増やすことです。ポイントは3つ。

  1. 生活リズムを整える
  2. 通勤と同程度の運動(まずは家を出ることから)
  3. 勤務時間相当の日中活動(図書館での集中、職種に合わせた勉強など)

以下は、復職準備期間の一日の活動スケジュールの一例です。

🌞前日は早めに就寝
🍚早起きして朝ごはんを食べて身支度をする
🚃朝散歩など通勤を意識した軽い運動を行う
📖日中は図書館などで読書や資格学習など集中して過ごす

気をつけたいのは、いきなり全力で取り組まないということ。

最初から飛ばしすぎると、初日で疲れ切ってしまって練習が続きません。
例えば、朝散歩するにも、まずは10分、15分、30分、、、と段階的に増やし、自分は今どの程度で疲れを感じるか、どれくらい休むと回復できるかをその都度把握することが重要です。

わたしの場合は、回復期には週5日リワーク通所をするようになっていたため、朝はリワークへ電車で向かい、午前中はリワークでグループワークや自習などで過ごし、午後は図書館やカフェで資格学習や読書、リワークの課題をすることが多かったです。

リワークで出会った他の方は、読書や資格学習以外にも、数独やPC作業など、みんな思い思いの自分が集中して取り組めるものを選んでいました。
わたし自身、休職中に読書習慣が身に付き、おかげで読書の楽しさを知ることができたのは良かったなと感じています。


② 自分専用の「モニタリング指標」を見つける

①と並行して行うと効果的なのが、活動と休息のバランスを取るためのセルフモニタリングです。

活動量・活動時間を増やしていくと、当然その分疲れも感じます。
そのときに、今日の自分は「ここまでやると苦しい」「これくらい休むと回復してまた動ける」というラインの把握が日々できるようになると復職準備がうまくいきやすいです。

具体的な方法としては、手帳やアプリで記録をつける方法が一般的です。

手帳やアプリでその日一日を振り返り、活動内容と気分を簡単に記録します。
できれば毎日記録することで、自分の傾向をつかみやすくなるのでおすすめです。時間帯ごとに区切って記録するなど細かければ細かいほど分析はしやすいですが、続けることが一番大切なので自分のできる範囲で取り組みましょう。

ここからは個人的におすすめしたいセルフモニタリング方法をご紹介します。ご参考まで。

わたしとしては、手書きの手帳で記録をつける方法をおすすめします。手書きする場合のポイントを以下にまとめました。

  1. 週間ブロックの手帳を使う(日付が印字されているもの)
  2. 記入欄がゆったりとスペースのあるものを選ぶ
  3. その日の終わり(就寝前など)に記録をつける
  4. 活動と気分を簡潔に客観的に記録する
  5. ☆マークや顔文字で一日の気分を総評する

手帳は、↓このように見開きで一週間が確認できて、記入スペースにゆとりのあるものが書きやすいです。

なぜかと言うと、一週間ごとに振り返ったり、週ごとに比較する作業がしやすくなるからです。
「毎週月曜日は気分が落ち込んでいるなあ」とか「日中は元気なことが多いな」など、日々過ごしているだけでは気づけなかった自分の傾向を知ることができます。

また、その日の終わりに記録をつけるという習慣は、寝る前にふっと心が落ち着く習慣になります。スマホから離れて紙に字を書くことでリラックス効果も得られます。

記録をつける際は、活動や気分とあわせて、その日一日の総評を三つ星(☆☆☆)や顔の絵文字(☺)で視覚的にわかりやすく目印をつけておく方法がおすすめです。
一週間を振り返る際に視覚的にその日やその週の気分が把握しやすくなります。「疲れているときには総評だけは書こう」とハードルを下げるルールを決めるものいいですね。

記録は長い期間付けられれば、その分活動と体調と気分の関連性や傾向をつかむことがしやすいです。お気に入りのデザインの手帳であれば愛着が湧いて続けるモチベーションにつながります。まずは2週間継続を目標に始めてみていただきたいです。

ちなみに、このタイプの手帳をネット検索する際は、「手帳 週間ブロック」などで検索してみてください。
(ご参考までに比較的手に取りやすい価格帯の「週間ブロック」タイプの手帳を以下にご紹介しておきます)

③ 休息とコーピングの質を高める

セルフモニタリングで少しずつ自分自身の傾向がわかってきたら、あわせて準備しておきたいのが効果的な自分なりの休息方法とコーピングです。
「疲れたら休む」ができたら、次にトライしたいのが「疲れる前に休む/コーピングをする」です。

コーピングとは?
ストレスを上手にやり過ごすための対処法のこと。
「ストレスの原因を解決する(問題解決型)」方法と、「自分の気持ちを落ち着かせる(情動焦点型)」方法を組み合わせて、心の負担を軽くすることを指します。
(参照元:厚労省働く人のメンタルヘルス・ポータルサイトこころの耳

疲れを感じた日は、「早めに寝て体を休める」「湯船に浸かる」など、自分がこれをすると休んだ実感がある!という休み方をして過ごします。

ちょっと負荷を感じることに取り組もうとするときは、あらかじめコーピングを用意しておくと安心です。読書や勉強をする際に、「好きなお茶を準備しておく」「アロマでリラックスする」など、お金があまりかからずに手軽にできる方法が良いコーピングとされています。


体験談:セルフモニタリングで気づいたわたしの不調パターンとその対処法

わたしの場合、休職中に気分が沈んだり不安を感じやすくなるのは「おなかの調子がわるいとき」という法則をセルフモニタリングで発見しました。

おなかの調子が悪いと、「今日のリワークでおなかが痛くなったらどうしよう」「読書したいけど集中できない」など、それに伴って不安を感じることが無意識に増えていました。

そこで、ドラッグストアで整腸剤を試して自分の体に合う薬を見つけ、朝起きてちょっとおなかが不安定かも?と思った日には朝食後に服用するようにしたことで、以前よりも体調が安定しやすくなった実感がありました。

単純なことかもしれませんが、フィジカルな不調が精神的にも影響することがあるんだ、と気づけたことで、より身体の健康にも意識を向けるようになりました。

セルフモニタリングで自分の不調傾向がわかると、対処方法も発見しやすくなり、調子の維持に役立ちます。主治医や心理士さん、信頼できる人にも相談しながら体調の維持を進めてみてください。


休職中の転職準備は精神安定剤になる

体調をモニタリングし、自分なりのコーピング(対処法)を身に付けることは、復職後の自分を守る強力な武器になり得ます。

ですが、自分側の努力だけでは変えられない環境の問題があることも事実です。

どれだけ体調を整えても、復職先の人間関係や業務負荷が以前と変わらず、自分のキャパを大きく超えてしまう場合もあります。そんなとき、「ここ(今の職場)で頑張るしかない」と思い詰めてしまうことこそが、再休職の最大の引き金になりかねません。

そこでやっておきたいのが、復職の準備と並行して転職エージェントに登録し、「第2の選択肢」を確保しておくことです。

休職中に転職エージェントに登録することのメリット

転職サイトや転職エージェントに登録すると、本格的に転職活動をしなければならないのでは、とハードルが高く感じるかもしれません。
ですが、まずは登録することで、自分の職務経歴をまとめたり、自分の希望職種や経歴にマッチした求人情報を見て、自分の市場価値を客観的に知るきっかけになります。「転職活動」をするのではなく「お守り」を持つ感覚です。

転職エージェントに登録することで得られるメリットとして、以下のことが挙げられます。

  • 自分の市場価値を知る:
    今の職場以外でも働ける場所があると知るだけで、過度な焦りが消えます
  • プロに相談しておく:
    自分の経歴や体調に理解のあるエージェントと繋がっておく
  • 心の逃げ道を作る:
    復職以外の選択肢があるという余裕が、結果的に今の職場での安定感に繋がります


実際に転職するかどうかは、復職後に様子を見てから検討することもできます。「戻るしかない」という思い込みはストレスにつながります。転職エージェントから得られる情報を通して、今後の働き方について柔軟に考えることができれば、自然と焦りや不安といったネガティブな感情を手放すことに繋がります。

今の職場だけが全てじゃない。リクルートエージェントで「第2の選択肢」を確保する

わたしは実際にリクルートエージェントに登録して、職務経歴書の作成や求人情報の収集を行っていました。

職務経歴書の作成などの作業は一定の集中力を要するため、「回復期」に取り組む「活動量を段階的に増やすトレーニング」として非常に最適です。
少しずつ仕事のことも考え始められる時期だったので、良い復職訓練になりました。

業界最大級の安心感と「お守り」としての活用

数あるサービスの中でもリクルートエージェントを選んだ理由は、その圧倒的な規模感です。

公開求人50万件、非公開求人40万件以上という業界トップクラスの求人数を誇り、あらゆる業界・職種を網羅しています。

「もし今の職場が合わなくても、これだけ多くの選択肢がある」と知ることは、復職前の不安を和らげる大きな「お守り」になります。

無理なく進められる充実のサポート体制

リクルートエージェントはサポート体制が非常に優れており、以下のサービスがすべて無料で受けられます。

  • 書類作成・面接対策:
    職務経歴書の添削や模擬面接、面接力診断など、選考を有利に進めるためのツールが充実しています。
  • 場所を選ばない支援:
    全国に拠点があり、オンライン面談にも対応しているため、自宅にいながら自分のペースで相談が可能です。
  • 幅広い層への対応:
    初めての転職を考える方からキャリアアップを目指す方まで幅広くカバーしているため、「まずはここを選べば間違いない」と言える総合力の高いエージェントです。

こんな人におすすめです

  • 多くの選択肢を比較して、自分の市場価値を客観的に知りたい人
  • 書類作成や面接に不安があり、プロの添削やサポートを受けたい人
  • まずは情報収集から始めて、心の余裕(バックアップ)を作っておきたい人

まとめ:焦らず「自分だけのペース」で一歩ずつ進もう

復職を目前に控えると、「早く元通りに働かなければ」と焦る気持ちが出てくるのは当然のことです。

ですが、本当に大切なのは「早く戻ること」ではなく、「持続可能な働き方を手に入れること」ではないでしょうか。

今回ご紹介した3つのポイントを振り返りましょう。

  • 回復期は「リハーサル」: 生活リズムを整え、60%の力で動く練習をする
  • 自分を「見える化」する: 手帳などで体調の波を知り、不調のサインを見逃さない
  • 「逃げ道」を確保する: 転職エージェントを「お守り」にして心の余白を作る

再休職を防ぐための準備は、自分自身を大切にするための訓練でもあります。

もし、「元の職場に戻るのがどうしても怖い」「同じことを繰り返してしまいそう」と感じているなら、それも自分のなかの真実です。転職エージェントへの登録は、今の職場を辞めるためではなく、安心して働き続けるための「保険」になってくれます。

自分のペースで少しずつ、未来の自分のための準備を始めてみてはいかがでしょうか。

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