抗うつ薬の副作用で太る?体重増加の悩みと私が克服した体験談

体重計と薬のボトル、錠剤のイラスト 休職中の過ごし方
抗うつ薬の副作用による体重増加をイメージした、体重計と薬のイラスト

はじめに|抗うつ薬の副作用に悩む方へ

抗うつ薬の治療を始めてしばらく経つと、

「なんだか体重が増えてきた…」と感じる人は少なくありません。

私もそのひとりで、最大で8キロ体重が増え、本当にショックでした。

当時は「もう元の体型に戻れないのでは…」と不安と葛藤でいっぱいだったのを覚えています。

でも今振り返ると、

焦らずに回復を優先したことで、結果的に体重も気持ちも整っていきました。

この記事では、

同じように抗うつ薬の副作用で体重増加に悩む方に向けて、

以下のことをお伝えします。

  • 抗うつ薬の治療と副作用の基本
  • 私が体験した体重増加の悩みと向き合い方
  • 克服に向けて意識したこと

少しでも参考になればうれしいです。


抗うつ薬の治療と副作用の基本

私が治療を始めた頃は、

通院を続けながら抗うつ薬が処方され、

医師の診察と心理士さんとの面談や認知行動療法(CBT)も併用していました。

抗うつ薬は少量からスタートし、数週間かけて少しずつ増量するのが一般的です。

この段階的な調整には以下の理由があります。

  • 副作用をできるだけ少なくするため
  • 体が薬に慣れるのを助けるため
  • 効果を慎重に確認するため

医師からは「自己判断で量を増減しないように」と強く言われ、

私もその通りに服用していました。

一度だけ飲み忘れた時、

翌日に動悸や息苦しさといった離脱症状が出て、

継続服用の重要性を身をもって感じました。


副作用で体重が増え始めた時の葛藤

クローゼットの前で、服のきつさを気にしている女性
抗うつ薬の副作用による体重増加に戸惑う女性の様子

治療が進むにつれ、わたしにとって一番つらかったのが、

抗うつ薬の副作用による体重増加」でした。

服用し始めて数ヶ月で約6キロ増え

人生で初めて「自分の体型への強いショック」を感じました。

服用中は異常に食欲が増し、

いくらでも食べ続けられるような不思議な感覚がありました。

もともと太りにくい体質だったので、

「もう元に戻れないのでは」という恐怖が強く、

鏡を見るのも嫌になり、服や買い物も楽しめなくなっていきました。


抗うつ薬の副作用で太る?私の向き合い方

当時はインターネットで調べて、

「運動や食事のコントロールをする」といったアドバイスを実践してみましたが、

正直なところあまり効果は感じられませんでした。

いろいろ試した結果、

私は「薬の量が減るまでは無理に痩せようとしなくていい」

と気持ちを切り替えることにしました。

担当医や家族からも「まずは体調を整えることが大切」と言われ、

納得することができました。

その代わりに、

基礎代謝を落とさないために軽い運動や筋肉量の維持を意識しました。

具体的には次のようなことです。

  • 一駅分多く歩く
  • 自宅で軽くスクワット
  • 基礎代謝が測れる体重計で小さな変化を記録

体重はほとんど減りませんでしたが、

筋肉量が増えた数値を見て、「少しずつでも未来につながっている」と前向きな気持ちになれました。


薬の減量と体重の変化

休職から7ヶ月後に復職しましたが、その時点でも薬は最大量のままでした。

「いつになったら薬の量が減るのだろう」と思い続けていた頃、

ようやく医師から「一段階減らしてみましょう」

と言われた時の安堵感は今も忘れられません。

薬が減り始めると、

自然と食欲が落ち着き、気持ちも軽くなったように感じました。

このタイミングで、以前から続けていた軽い筋トレを本格的に再開しました。

私は、なかやまきんにくんの動画を見ながら、

一日10分程度の自宅でできる筋トレを実践。

動画の励ましのおかげで楽しく運動を習慣化できました。

その後5ヶ月ほど経つ頃には、

体重もほぼ元に戻り、以前の服も着られるようになりました。

基礎代謝を増やしておいたことで、

薬をやめたときに痩せやすい体になっていたのだと思います。

「長かったけれど、焦らずに続けてよかった」と心から感じました。


焦らず、今できることから始めよう

抗うつ薬の副作用で体重が増えるのは決して珍しいことではありません。

医療機関でも

「副作用は個人差が大きく、薬の減量や中止とともに元に戻るケースが多い」

とされています。

無理に急いで体重を減らそうとすると、

ストレスが増え、治療にも悪影響を及ぼしかねません。

私が学んだのは、次のポイントです。

  • 体重増加は一時的なものと捉える
  • 医師に相談しつつ、自己判断はしない
  • 回復を優先する
  • 軽い運動や筋肉量維持で自信を保つ

まとめ|体と心の回復が最優先

私の経験から言えるのは、

「回復に専念すれば、薬の量が減り、結果として体重も戻る」

ということです。

無理をするとストレスで服用期間が長引く可能性もあります。

医師の指示を守り、今できることに集中する。

それが一番大切だと感じました。

この体験談が、同じように悩んでいる方の参考になれば幸いです。


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