リワークに通う意味とは|休職中に感じた3つのメリットと復職準備の効果

リワークで心理士が講師となり、複数人の参加者が穏やかな雰囲気で講義を聞いているフラットデザインのイラスト 復職準備
心理士による講義に耳を傾けるリワーク参加者の様子を表現した落ち着いたトーンのイラスト

はじめに

休職中、「リワーク」という言葉を耳にしたものの、

正直なところ、

「本当に意味があるのかな…」と思っていました。

決まった場所に通うのも面倒だし、

まだ人と関わるのも怖いし。

何より自分に必要なものなのかもわからないと思って、気が進まない自分がいました。

それでも思い切って通い始めてみると、

少しずつですが、気持ちがラクになり、

自分でも驚くような変化を感じられるようになりました。

今回は、

私がリワークに通って実感した3つのメリットをお伝えします。

同じようにリワークに通うことを迷っている方、

リワークとは何?と思っている方の参考になればうれしいです。

リワークに通うメリット3選|休職中に感じた効果

リワークで規則正しい生活リズムが整う

休職中はどうしても夜型になったり、朝起きる時間が遅くなったりして、

生活リズムが乱れがちでした。

「今日は何をしよう」と考える前に1日が終わってしまう、

そんな日は自己嫌悪に陥ってしまうこともありました。

リワークに通うようになると、

決まった時間に起きて準備して出かける習慣が自然と身につきます。

しかも、通い始めの数週間は朝一から通うのではなく、

午後のプログラムからの参加だったのも安心感がありました。

最初のうちは、

リワークから帰るとどっと疲れが出てくることもありましたが、

一定期間通い続けることで自然と体力がついてきて、リズムが少しずつ整う感じがありました。

また、午後のリワークから始まったので、

朝起きられなくても間に合うという安心感があり、

「これなら通えそう」

という実感が湧きました。

良い効果を少しずつ実感できると、

ちょっと面倒だな、、、という気持ちがあっても、

行ってみると帰るころには、

疲労感はそれなりにありながらも、

「今日もリワークに行けた」

という達成感を得ることができました。

リワークで外に出る習慣と体力がつく

もともと外に出るのが好きなわたしですが、

さすがに休職初期はほとんど家から出ず、

気づけば一日外に出ない日もありました。

外に出たいと思っても、

疲れてしまったら帰りの体力まで持つか心配、という不安があり、

外へ行きたいと思っても体がついていかない時期がありました。

リワークに通うことはそれ自体が外出のきっかけになりますし、

通うことで自然と歩く距離も増えます。

わたしの場合は、電車にも乗って、ドアtoドアでおよそ30分弱の道のりでした。

通い始めは、週2日から、その後一日ずつ通う日数が増えていきました。

歩いて通うということ、

慣れない場所で慣れない人と数時間過ごすということで、

強すぎない適度な負荷がかかることで少しずつ外出できる体力がついてきた実感がありました。

また、決まった場所へ通うということも、

行先を都度考える必要がないので、脳への負担が少ないという点も良いのだと思います。

リワークでCBTや仲間の存在で視野が広がる

リワークの場で複数人の参加者が穏やかに意見交換をしているフラットデザインのイラスト

リワークのプログラムの中で、

私にとって特に実用的に役立ったのがCBT(認知行動療法)のワークでした。

ワークシートに自分の状況や認知などを書き出し、

それについて、

心理士のスタッフの方や他のリワーク参加者からフィードバックをもらう時間がありました。

最初は自分の気持ちを人前で話すことに抵抗がありましたが、

他の人のワークの内容を聞いていると、

「それぞれいろんな悩みを抱えているなあ」と共感できて、

うっすらとした仲間意識のような安心感も徐々に生まれてきました。

また、

「人によってものごとの捉え方(認知)がぜんぜん違うんだな」

という気づきがあり、

自分では気づかなかった考え方や視点をもらえることで視野が広がり

「自分の認知の特徴はこういうところがあるな」

と客観的に捉える助けになりました。

「つらいのは自分だけじゃない」

そして、

「ほかの人たちもまた健康を取り戻そうと努力しているんだ」

という感覚が持てること、

それがどれだけ心強いことか、通って初めて実感しました。

リワークは無理のないペースでOK

「毎日通わなきゃいけないのかな…」と最初は不安でしたが、

実際は週に数回からはじまり、

担当医と心理士さんが一人ひとりの体調や様子を見て、

参加するプログラムや日数の調整をしてくれるので、安心感がありました。

最初は半信半疑でしたが、

担当医と心理士さんがしっかりとケアしてくれているという実感がだんだんと強くなるにつれ、

日数が増えたり、午後から午前のプログラムへ変更になったりすると、

客観的に見て回復へ向かっているんだということがわかって自信につながっていきました。

もちろん、その都度不安な点は相談し、不安を解消し、

納得して進めるように心がけていました。

自分の体調やペースに合わせて調整できるので、

がんばりすぎずに自分のペースで参加することが大切だと思います。

まとめ|リワークを活用して自信をつけよう

はじめは抵抗感のあったリワークですが、通い続けることで、

生活リズムが整い、体力や外出習慣が身につき、

何より人との関わりの中で新しい気づき・学びを得られました。

どれも小さな一歩ですが、それが復職に向けた自信につながったと思います。

無理をせず、

自分のペースで始められるのがリワークの良いところです。

リワークに通える環境にある場合は、一度検討してみることをおすすめしたいです。


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