復職3年目で訪れた意外な変化
復職から3年目を迎えたこの秋、ふと「体をもっと動かしたい」と思うようになりました。
休職後はずっと「無理をしない」を合言葉にしてきた私にとって、それは大きな心境の変化です。
これまでは、再発防止を最優先にして、自分をセーブする生活を続けてきました。1日8000歩歩けたら合格、疲れる前に休む。運動も自宅での軽いストレッチ程度。それで十分と思っていましたし、それ以上やるのには怖さも感じていました。
けれど、今は「もっとエネルギーを使いたい」「もっと元気になりたい」という前向きな気持ちが自然と湧いてきています。
CBTは心の筋トレだった
その背景には、この3年間続けてきたCBT(認知行動療法)の実践があります。
リワークで学んだことをベースに、日々、ふと湧いてくる自動思考を検討し、認知のクセを修正し、アサーティブなコミュニケーションを心がける――。これらは地道なトレーニングの積み重ねでしたが、振り返ると確実に心の筋肉を鍛えてくれていました。
CBTは、筋トレとよく似ています。最初は軽いダンベルから始めて、少しずつ重さを増やすように、日常のストレス場面に対応する力も少しずつ伸びていきます。
職場で相手の感情に振り回されず冷静さを保つことや、自分の意見をきちんと伝えることができるようになり、感情の波に飲み込まれることも減りました。そうして積み重ねた成功体験が、自信という“筋肉”へと変わっていったのです。
💡 CBTを続けてきたことで、私の思考と行動は少しずつ変化しました。
ここで紹介した「心の筋トレ」より深く理解したい方は、以下の記事もご参考ください。
心の筋肉が体の意欲を生む
この“心の筋トレ”によって、私の中で大きな変化が起きました。
ストレスに対する耐性が高まったことで、次は「体を動かしてみたい」という意欲が湧いてきたのです。
もちろん、「やりすぎて体調を崩したらどうしよう」という不安がゼロなわけではありません。
けれど今の私は、セルフモニタリングの習慣が身についています。疲れのサインが現れたとき、たとえば私の場合は「夜更かしが増える」「夕食後に次の動作に移りにくくなる」といった変化にすぐ気づけるようになりました。
そんなときは、意識的に早く休んだり、有休を取ってリセットしたりして、疲れがたまる前に立て直せます。この“自分を管理できる感覚”が、安心して挑戦する力をくれています。
💡セルフモニタリングは続けることで自然と習慣化するものだという実感があります。わたしが取り組んでいるセルフモニタリングはこちらの記事でも紹介しています。
健康があれば、自由になれる

この3年間は、再発を防ぎながら「心を再構築する」時期でした。
これから先の3年、5年は、心も体もマッチョにしていくステージだと感じています。健康であれば、人生の選択肢は大きく広がる。行きたい場所に行けるし、やりたいことに思い切って挑戦できるようになります。
CBTは、不調を乗り越えるための治療法というだけでなく、人生を前向きにする「心の筋トレ」でもあります。
その力を、私は今まさに実感しています。
まとめ:CBTは未来の自分を変える
復職3年目で、「心」と「体」の両方に変化を感じられるようになりました。
CBTを継続することは、ただストレスに対処するだけでなく、自分の可能性を広げることにつながります。
心が整えば、行動が変わり、未来が変わる。これからも日々の習慣として、心の筋トレを続けていきたいと思います。
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